Friday, March 05, 2010

ガラパゴス化 と ドゥラァエエモォン

知人の日本語がガラパゴス化。

スイスのボーディングスクールに
可愛がっている女の子が入学したのだが、
日本語がえらいことになっているようだ。

6歳ですから、しょうがないのだが
小学校1年生の彼女にかかると
「どらえもん」が完全な巻き舌で「ドゥラァエエモォオン」。

「ゴジラ」が「ガッズィーラ」になるというのはもう
周知の話だが、Draemonの発音には仰天しました。

日本語、英語、フランス語、ペルシャ語、
アラビア語がすこしずつわかるマルチリンガルちゃん。
とはいえ、先日、家に「スキーがずおずになったよ」という

手紙が来たとか・・・。

他の言語ができればいいのだが、ともあれ、
うるはしきやまとことも覚えていただきたいもの。が、

現在の学校では日本人、日本語はレアらしい。

となると、このまま彼女の日本語は、ガラパゴス化していくのだろうか。

ドラエモンの日本語と英語のバイリンガル版を数冊、以前
送ってあげたのだが、その続き、いや、ノダメもバイリンガル版が
あるがまだ早いかな、ともあれ、一年生でもわかる岩波少年文庫を
物色せねば。

プライベートな言語ネタでした。

Wednesday, March 03, 2010

元トヨタにおつとめのネットワークアナリスト

年度末のため、終日、会計の〆と支払い作業。

アメリカ人のネットワーク分析者、V・K氏、元、カリフォルニアの
トヨタで働いていたことがあるそう。TwitterでDMできいて
仰天。別件でしゃべってたら、流れで発覚。

分析屋としてやとわれていたわけではないが、
少し、そういうこともしたとの話だった。まぁ。

最近、あまりに小移動の細切れ時間が多く
非効率なので、新兵器を導入。
現在、セットアップ中。
この話はまた、いずれ。

Tuesday, March 02, 2010

インフラ整備したので

ブログ放置状態でした。すみません。

mixiは更新し、TWITTERはほぼ毎朝だというのに、
(そうだからか?)こちらはもう、いやはや。

PAJEKの本も無事に昨秋、出版できました。
次の本も校正にはいってます。GWまでには出せそうです。
その次の本も書きかけています。ちょい時間がかかりそうです。
共著したい論文ネタに苦戦してねかしています。f先生すみません。
・・・というわけで、仕事は問題あれども、そこそこ順調です。

で、3月にもなったし、原稿が少しおちついて、
この数ヶ月でマシン環境もだいぶ改善したので、こちらへ。

マシン環境といえば、64bit VISTAだった Let'snote CF-W8。
先月、HDがクラッシュしたので、(出張前日ですよ、参った)
WIN7のクリーンインストールして、ATOKも新しくしたら、
それだけで、相当、仕事がしやすくなった。
ついでに自宅のりんごも雪豹にしたので、快適。

あとは、研究室のdell(XP)、予備のVAIO(VISTA)も休み中に
7にしてしまおう。転居、転勤して以来、無敵に環境つくるまでには
相当時間がかかりましたが、やはり、インフラは大事。機械いじりで
原稿が遅いのも困ったものだが、安定稼働したら「ちゃんと動いている限り、
変えない」が原則なので、もう一息。

しかし、レッツノートHD、購入して半年ちょっとでクラッシュ。
長らくthinkpad派だったが、こんなことは初めて。

・・・が、その後の対応は親切で迅速でした。
長らくマシン使ってますが、こういうこともあるので、
バックアップは大事。


free counters

Thursday, January 07, 2010

??

??????????
ガジェットからの投稿に失敗!

Friday, December 11, 2009

SASの不正感知とネットワーク分析

日本でも犯罪防止,抑止がらみで使われるようになりました。
SASによる関係の顕在化。さてどこまで機能するか。
お手並み拝見です。

Thursday, December 03, 2009

コメント設定変更しました

ネットワークと全然関係ない、アダルト系コメントが、古ーい日付のところに多発していたので、
コメント機能止めました。

今日は工場見学。これはおもしろいが、ネットワークネタにするのは難しい。
ともあれ堺市近辺へ。

Tuesday, November 24, 2009

pajekによる社会ネットワーク分析


「pajekによる社会ネットワーク分析」

今日、本ができました。近く書店に並ぶと思います。

翻訳 3年以上かかってしまいました。監訳者が途中
息切れしてしまったのが原因。
若手研究者は、皆、がんばってくれました。

スロベニアのネットワーク研究者とのブリッジになる本でもあります。
ちょっと高価ですが、経費でおちるかた、研究費のたくさんあるかた、
経費のないかたは図書館へお願いして(笑)、買って下さると嬉しいです。

翻訳, たぶん、もう二度としないと思います。
解題のほうがむいているようです。

Andrej ありがとうございました!!




論文書きと物作りの乖離

"ものを作る研究と論文を書く研究にギャップがある"
とは 吉田先生(京大)の発言(本日,日経朝刊)。

おっしゃることに共感。
社会学系は 講義を聴く、論文を読む、書くが中心.
実働としては"調査に出る→報告書ないし論文を書く"があるが、
ものを作るわけではない。

ネットワークについての研究でも
論文を書くだけではなく、
人に役立つもの が作りたい。

・・・というわけで過去数ヶ月,
大学院授業は「講義」をやめて
ささやかなものを作る「作業」に特化。
授業中はちょっとした工学部状態です。
(さすがに苦情一杯です、どうしてこんな・・・みたいな)。
近くアウトプット公開します。

近く Pajek本 出版できそうです
大変お待たせしました・・・!



Tuesday, August 25, 2009

復活

復活です。

「かくも長き不在」でしたが、
ようやく人前に文字を書ける状況にもどりました。

あらためて見てみると、昨年の1月が最後の投稿。
これはまだ東京時代、京都転居、関大赴任前。
ノイズがはいりすぎたので、閉ざしておりましたが
もう良いでしょう。で、解禁。

mixiと行き来しつつにします。
Twitter Follow Me もつけてみました。
右の小鳥です、実験中。

あらためましてよろしくお願いいたします。
雪


Tuesday, January 02, 2007

謹賀新年

 新年あけましておめでとうございます。

 すばらしい快晴が、東京の2007年の元旦を祝福してくれました。
 昨年は、日本のものづくり現場の知力・哲学・体力をたくさんの先生がたに教わりつつ、恩師の翻訳本と、方法論の共編著書を上梓することができました。理工系の先生がた、ジムの筋トレのトレーナーさんたちとの新しい出会いは、物の見方や日々のありかたを大きく変えてくれたました。波瀾万丈でしたが、静かな蓄積の年だったと思っております。

 今年の課題は、なんと言っても数年来の研究の蓄積である、「しかかり」を活字にすることです。 
 順不同に、そして暗号混じりですが、今後をしっかりとみすえて「サプライヤ連鎖」、竹橋付近の「研究者ネット」、スロヴェニアの「蜘蛛」、研究者WeBマイニング、ネットワーク調査、さおだけ新書、電電出版の後始末、喫緊の課題は吉田山方面の研究会関係。調査データ整理・分析のしかかりがHとY組織。10歳になる本の新版化、赤門マニュアル整理、HP刷新、その他その他。・・・非力にもかかわらず、したい仕事は本当に多々あります。

 どこまで実現できるかわかりませんが、今年も、ネットワークのことを考え続けていきたいと思っております。
 どうかみなさま、公私ともによろしくおねがいもうしあげます。

Monday, December 25, 2006

遅くなりました!ネットワーク分析 FAQ-6

11月の質問です
Q. 局所中心性の次数については、結局は全体構造の情報がないといけないのではないでしょうか。
A. ノードの直接のつながりが判断基準ですが、他ノードと比較する場合には、全体構造の情報が必要になります。

Q. 媒介性が高いと逆にそのノードの固有の性質がネットワーク全体のボトルネックになるような気がします。
A. まさしくその通りです。高い媒介性を持つ者は、ネットワーク全体に対する責任があることを示唆した論文もあります。

Q. ミクシィグラフを見つけました。可視化すると面白いものですね。
A. ミクシィのつながりをいもづる式に可視化するツールですね。連鎖の構造と広まりがわかるおもしろいものですが、自分の知らないところから、「芋づる式に引き出されてしまう」怖さもあります。

Q. 媒介性の公式については理解したが、これをどう応用して考えるかは相当に難しそうである。
A. 媒介性は生産性や業績などに対して説明力のあることが多い指標ですが、実際のところ、解釈は非常に難しいです。

Q. ヒエラルキー構造の上位の場合、次数、距離、媒介性ともに低くなると思うのですが、そういった場合でも高い値がでる中心性指標はありませんか。
A. 次数はそうですが、距離、媒介性も果たしてそうでしょうか?考えてみましょう。

Q. UCINETで算出されるnBetweenessは何ですか
A. nはnormalizedの略で、標準化した指標です。

Q. 媒介性は測地線以外の線は考えていないようですが、情報の流れは測地線以外にもあるので、そこをどう扱うのか疑問です。
A. 大変優れた指摘です。情報が最短経路のみをとおるという仮定が、現実的ではない場合も多々あります。測地線以外のルートに加重して、計算をすることもできると思います。

Q. 「中心性が高い」ということと「中心である」ということは感覚的にですが、異なるような気がします。中心であるということが周囲に知られることで中心性がたかまっていくのではないかと思います。
A. 操作定義と概念の差でしょうか。できるだけ、感覚的に納得のいく「中心」を特定できる指標を用いたり、開発したりしていきたいものです。

Tuesday, December 12, 2006

ネットワーク自己相関・空間的自己相関

【ネットワーク自己相関・空間的自己相関について】

 雨のなか、ゲストにネットワーク自己相関の気鋭研究者、渡辺理先生(富士通研究所)にお越しいただきました。その際の Q&A です。

Q. ネットワークから関係を出すことを今までしてきたが、分析の際の変数の一つとして考えるのが面白かったです。分析で変数はいくらでも増やせますが、変数を増やすと、各変数の効果がそれぞれ弱まってしまうのではないでしょうか。
A. おっしゃるとおりです。少ない変数でよく説明することがのぞましく、そのために、情報量基準(AIC、BICなど)という考え方があります。私もそれを参考にして、BICが改善するよう、自己相関分析をしました。

Q. 実践的なネットワーク分析にふれて面白かったです。どのようなネットワークの「大きさ」の中で空間的自己相関がうまれるのか、ある程度の大きさがあると影響がなくなったりすると思います。
A. 規模1000くらいのネットワークデータで分析した時には、偶発的な(嘘の)関係をひろったことがあります。やはり、数個から数百くらいが適正かと思います。すばらしい着眼ですね。

Q.ネットワーク自己相関・空間的自己相関の目的は,(1)回帰方程式の改良、(2)自己相関現象の存在確認、(3)自己相関現象に対する妥当なモデルの確率の三種類があり、だんだん困難になるとおっしゃられましたが、(3)の自己相関現象に対する妥当なモデルの確立を達成した、重要な先行研究はあるのでしょうか。
A. いえ、まだ、これからの課題です。Leenders,R.(2002)がSocial Networks 24号で、この点を指摘しています。Wを慎重に作るのが重要だと書かれています。

Q. Rを動かしてみたくなりました(同意見多数あり)。UCINETはマシンパワーをものすごく消費しますが、Rはいかがでしょうか。
A. やることによりますが、大量処理では遅いこともあります。ただ、数十から数百(行・列)の行列くらいであればそれほど負担にはなりません。

Q. 空間的自己相関分析の説明変数の選び方によって結果は大きく変わってくるのではないでしょうか。それを修正する方法はありますか。
A.すばらしい指摘です。そもそも、回帰分析で変数不足の影響を気にすることを、ミススペシフィケーション(過少定式化)といいます。変数やWの中身で結果ががらっと変わるようでは、不安定です。私は扱うデータの一部を変えてチェックしています。豊田秀樹先生(共分散構造分析の第一人者)もこの態度で良いとおっしゃっていました。

Q. 人間関係は時間の経過で変わるはずのものであり、時系列でデータを長期分析すると、この影響がでるのではないでしょうか。
A. おっしゃることはよくわかります。統計的自由度を重視しすぎると「うつろいゆく関係」を終えなくなります。たとえばwebログデータの場合は、それこそ毎秒のデータがとれるので、これからは微妙な関係の変化をつかまえやすくなると思います。興味がありましたらぜひ追求してみてください。

(ご回答は渡辺理先生よりいただきました。お礼もうしあげます。)

【その他感想】
● ネットワーク分析というのは、いろいろなものごとの分析に使えるのだということがわかりました。一つの領域に専門的かつ、楽しみながら取り組んでらっしゃる様子が伝わってきました。研究者という道も楽しいだろうなと思います。
● 学級崩壊などを空間的自己分析を用いて、改善策へと生かせないかなと思いました。ゼミ内でも携帯やチャットを用いた相関を見てみたいものです。

Saturday, December 09, 2006

歯痛につき

 ここ数日、歯痛みと化膿により、生産性激減。昨日からは痛み止めも抗生物質も切れて、集中力が落ち、思考が冴えません。治療はしてるのですが・・・。ともあれ薬だけでももらいに、週末に何とかするしかない。というわけで、Blogもとどこおっていて、大変申し訳なく思っています。ネットワーク分析FAQもたまっていますし、研究会のご報告など書きたいこと、多々ありつつ、ご容赦ください。講義中もさえず、どうもダメ。 痛み止め飲んで、熱下げる薬を飲んで、本でも読もう・・・。
 今日は研究会。少人数であったが、いい会合であった。又、気を取り直して書きます。歯と化膿の痛み止めは、バッファリンか、セデスか何だろう。暖かい湿布か、冷たく冷やすのか、よくわからない。ともかく、熱がでていると思考が回らないので終了にする。研究者のインフラは、健康、本、機材。研究できなくなっては元も子もない。反省せねば。

Wednesday, November 29, 2006

「進化するネットワーク」への質問

新刊「進化するネットワーク」を共著でだされた湯川抗先生に講義にいらしていただきました。講義後にあがった質問とお答えをまとめました。

Q.  「仕入先より販売先の拡大」というのは、相対的に後者を重視すべきということで すか、前者の影響も強いと思いますが。
A. 前者は、授業で説明したとおり、PC、回線、プリンタというコモデティ化されたモノなので影響は強くないと考えられます。

Q.政策とか経営にどう適用されるのかがもっと聞きたかったです。 
A.ぜひ「進化するネットワーク」(林、湯川、田川)を読んでください。
よろしくお願いします(苦笑)。

Q. ネット企業とIT企業の違いがよくわかりません。 
A. 今回の分析対象では、ハードウエアを扱う企業はDBに入れていません。また、通信一般の企業、あるいはその付帯設備に関する事業を行う企業も除外しています。あくまでも、インターネットの上でビジネスを行う企業を対象としている点が一般の「IT企業」との相違です(このあたりも、本には書いてありますので、お読みください(再び苦笑)。)。

Q. 媒介性と利益の負の相関について、より詳しく知りたい。たとえば、その利益率の低さは競争に関わっていることが原因なのか、単に業種の異 なるクライアントをもちすぎていることが原因なのでしょうか。
A. 大変良い質問ですが、ネットワークの構造分析だけではこの問題はとけません。 個別に企業取引パターンを丹念にあたっていかない限り、識別できません。

Q. 媒介性と利益が負の関係になるのは、ある企業が同様のサービスを提供する複数の 企業に対し、互いの競争をうながすような方法で囲い込んでいるためという理解 でい いのでしょうか。 
A. それも一因ですが、それがすべてではありません。上記(4)の質問と答えを参考 にしてください。

Q. クラスター内に研究対象を限定した時と、そうでない時とでは何が違うのでしょうか。
A. 良い質問ですが、そもそもの問題意識がクラスター内部の「企業間ネットワーク」の型と、その影響を分析する研究であるため、クラスターをはずした際の結果は良くわかりません。ただ、本日お話したような企業の戦略に関してはかなり一般化できるように思っています。

Q. 会社法の施行は06年4月からのはずですが、一円企業は05年からできたのでしょうか?
A. 一円企業は会社法の施行とは無関係で、平成15年2月1日に改正された「新事業創出促進法」に基づくものです。参考http://japan.cnet.com/column/market/story/0,2000055915,20098503,00.htm

以上、湯川先生からのお答えでした。

やはり、ビジネス最前線のかたのお話は「モデルのためのモデル」「抽象論」にとどまることなく、具体的で迫力があります。私もいい勉強をさせていただきました。

Thursday, November 23, 2006

感謝祭の記憶

 Blogの投稿日時が変になってしまい、この前の投稿が、一日に複数、投稿したようになってしまった。お見苦しくてもうしわけない。

 今日は勤労感謝の日。だが、駅前の交番で日の丸を見た以外、「勤労感謝」の祝日だということが、まったく感じられない。子供の日の鯉のぼりと、元旦は例外だが、考えてみると、日本の祝日には、それらしき雰囲気をかもしだす全国的な行事があまりない。憲法記念日、緑の日、海の日、体育の日・・イベントがない。春分と秋分はお墓参りがあるか?まあ、そういうものがないほうがいいとする考えもあるとは思う。

 米国の感謝祭やクリスマス。家族が集い、食事をともにする。あるいは、家族がなく、よるべない人々を自宅に呼び、もてなす習慣をふと思い出した。もう20年以上前のことだ。カリフォルニアのサンタクルーズに留学していた頃、引退してトレーラーハウスに住む、小柄で美しい未亡人の家に、感謝祭の夕食に招かれたことを思い出した。一度もあったことさえない学生を、UCSCの留学生だというだけで招待してくださった。質素な家に大きな七面鳥、クランベリーのソース、カボチャのパイ。和服を着ていったら本当に喜んでくださった。その後、数回、クリスマスカードを交換しただろうか。年は流れ、年は流れ、いつしかご縁が切れてしまった。悔やんでも遅い。お会いしてお礼をもうしあげたいと思う、そんな年に私はなり、彼女はもう、この世のかたではないだろう。それが人の縁であり、若さの浅はかさである。

 アメリカの中流階級の人々が、普通にもつ、孤独な者、行き場のない者、何かをもとめて先へ先へと進む人に対する無条件の支援と暖かさを、今、あらためて思う。

 私が、貧乏で分別がなく(今でもこれはそうかもしれない^^)、でも、未来の幸福、先へ進めばいいことがあると、無条件に信じていたころの話である。

 講義準備。学会の特集号の依頼原稿を途中まで書き推敲。夕方からジムで、たっぷりランニングと筋トレ。出張続きでひさしぶりに体を使う快感。夜は雨。今年のボジョレーは、薄すぎて頼りない。

Wednesday, November 22, 2006

FAQ-4

Q. 複雑なグラフが与えられて自分で分析する時に、具体的にどうやってブロック化したり、最短パス長なりを求めるのか、ポイントがあれば教えてください。
A. ネットワークの特徴量を把握する指標は数多くあります。ネットワークのどんな特徴を理解したいのかによって、使う指標は異なってきます。探索的な分析の場合は、サイズ、次数分布からはじめ、密度、距離、クラスタリング係数など、一連の分析をしてみますが、定番があるわけではありません。現在、標準的な探索的分析ルーチン(試案)について書いた拙論が印刷中です。

Q. ループの意味をもう少し説明してください。
A. グラフにおいて、ある頂点をそれ自身に結ぶ弧をループ(Loop)といいます。Lopeではありません、念のため。

Q. 多重辺について詳しく説明してください。
A. グラフにおいて、異なる二点を結ぶ二本以上の辺を多重辺といいます。

Q. 主要取引先のデータをとる際に、厳密に調査はできなかったのか。
A. 郵送調査あるいはインタビューを行い、部品に限定して主要な取引先を尋ねるという方法もあります。コストを考えると郵送調査が妥当でしょう。一度、調査票を丁寧に設計して実施してみたいと思いますが、日産データのあとの課題です。なお、部品に限定すれば、「主要自動車武神245品目の国内における納入マトリックスの現状分析」という高価な資料もありますが、部品ごとの納入企業の特定になるので、取引の全体像を構成するには十分とはいえません。

Q. ブロック間の関係を表す数値はノード数にも影響されるとのことですが、どういう場合に数値が0や1になりますか。
A. ブロックを構成するノードがすべて孤立点の場合は、ブロック内関係は0になります。ブロックを構成するノードがすべて連なっている場合には、ブロック内関係は1になります。

Q. 組立メーカーの協力会の取引先データがグラフであらわされたとして、経営にはどういかすのでしょう。
A. 取引先の取引先が取引先であるとすると、信頼を損なうような行為、あこぎな取引はなかなかしにくくなるのではないでしょうか。企業取引が、相互取引関係に「埋め込まれている」状態です。グラノベターの言う埋め込み概念です。相互の取引関係を理解したうえで取引を行うこと、また全体構造のなかで自社が占める位置を理解することは、大事なことだと思います。

Q. 協豊会に所属せる、直接トヨタに部品を納入する企業は存在しないのでしょうか。
A. 正確なところがわからないので、確認してみます。

Q. ネットワーク分析では、主体のいろいろなつながりをすべての面から平等に分析できず、一部の面にならざるを得ないのでしょうか。
A. おっしゃるとおり、主体が埋め込まれている複数の関係のうち、特定の関係をとりあげ、分析をします。他の種類の関係は混在させずに、別ものとして扱います。なお、コンテクストで関係を分け、複数の関係を扱う場合には、関係多重送信性という概念を用いることもできます。

ネットワーク分析 FAQ (3)かな?

Q. Q&Aを復活させてください。
A. 見てくださる人がいるとうれしいです。早速復活させました。

Q. 弱い紐帯の理論とスモールワールドの理論は似ている気がするのですが、別ものですか?
A. 情報の発信力については、紐帯の強弱の代わりに、関係の重複性が取れればよかったということはグラノベターも言及しており、彼の問題意識がSW問題に繋がっているのは確かです。

Q. ユークリッド距離のZikは何をさすのでしょうか?
A. 隣接行列の要素(成分)、すなわち関係の有無ないし強さです。

Q. Zik-Zjk、Zki-Zkjは有向グラフを仮定しているのですか。
A. そうです。重みつき、有向グラフへの対応が可能です。

Q. ユークリッド距離で使う位置の類似度は、0または1のみですか。
A. 関係の強弱についてのご質問だと思いますが、バイナリの行列のみならず、重みつきの行列も扱えます。たとえば、友人関係のネットワークが携帯電話をかけた回数によって規定されていれば、その回数によって関係の類似度が計量できます。

Q. ブロックモデルの目的は、ただグラフを見やすくするだけですか。
A. ネットワークの中の固有の位置 "Position" がいくつあるのかを見分けるという重要な目的があります。またポジション=ブロック内にどのノードが属するのかを見極めること、ブロック内部の関係と、ブロック間の関係構造を理解するために使います。

Q. イメージマトリックスの対角要素は何を表すのでしょうか。
A. ブロック内部の関係、ブロックに属しているノード同士の関係の有無です。

Q. ブロックとしてまとめられた部分の中の結びつき関係は、意味があるのでしょうか?ないのでしょうか。ブロックモデルによってブロック内部の関係が見にくくなりませんか。
A. 確かに図で表現してしまうと、ブロック内部の関係はわかりにくくなります。ループ(自分から発して自分に戻る矢印ないし線)を描かない限り、ブロック内の関係は見えてきません。

Q. グループとグループの行列を持ちいれば、mixiのコミュニティ問題に使えますよね。
A. はい、mixiのコミュニティがどの程度、共通の人々を含んでいるのかによって、類似度が計れます。

Q. ニ部グラフの行列とその転置行列をかけたものの意味が、なぜそのような意味をもつのかはわかりません。
A. AさんとBさんを結ぶグループGは、Aさんの所属しているグループの集合と、Bさんの所属しているグループの集合の、共通部分(交わり)になります。行列の掛け算からこれが導かれるのは直感的に理解しにくいかもしれません。小林淳一「社会のメカニズム」第二版 6章 ”行列による社会ネットワーク分析”p.103~118を読んでみましょう。

Q. ユークリッド距離の計算式って覚える必要がありますか。めんどくさいんですけど。
A. 人生に一度くらいは、小さなグラフでよいので、一度は手計算で解いてもらいたいと思います。本質がわかれば、その後はコンピュータに任せましょう。いつが一生に一度かは、想像がつきますね^^。

Q. ユークリッド距離の絶対値は意味があるものなのですか。大小だけに意味がありますか。また、用途がわかりません。
A. ノードの構造的類似度の差異を見る以上のことはできません。絶対値はネットワークのサイズと紐帯の力に依存するので、異なるネットワークでの比較も意味がありません。 大きなネットワークで構造同値が視認できない時、連続的に類似度を考えたい時に、ユークリッド距離の算出は大変、便利です。

Q.イメージマトリックスの中心・周辺、派閥、集団ー仲介などがよくわかりません。イメージがしにくいです。
A. それぞれ、グラフを描いてみましょう。対角要素の意味がわかればより理解しやすくなると思います。

Q. 構造同値をブロックモデル化するときの基準は、分析者がある程度決定してよいのでしょうか。
A. UCINETではCONCORアルゴリズムを使いますが、ユークリッド距離を同値性の判断基準とすると、分析者が閾値を決めざるを得ません。実際には、距離に大きな差がでるところなどを基準値にしてしまうことが多いです。

Q. UCINETの重み付きの線をあらわすやり方がわかりません。
A. Netdrawで描画の後、Properties → Lines →Label Visible で、重みがラベルとしになります。以上

Saturday, November 18, 2006

広島

 広島大学マネジメント学会。サプライヤのネットワークの構造特性の話。90分。方法論の質問多く、コンテンツへの反応がなく、やや残念。報告のしかたに問題がなかったか、かえって検討しなければいけない。
 市電のいきかう街をホテルに戻る。女一人の出張などたかがしれている。お好み焼き、というのか、広島焼きというのか?もみじやき というのか?で夕食。広島城がみえるホテルの、静かな夜。
 広島は何年ぶりだろう。以前、来たのは8年、くらい前だろうか、9年くらいだろうか。学会だったかと思う。マツダの工場を見学し、宮島へまわり、岩惣へ行った記憶がある。今、紅葉が美しい頃だろう。
 

Monday, November 13, 2006

関係を制する

 「関係を制する者はマーケティングを制す」

 消費者のつながり、人々の関係のありかたが、デジタルプラットフォームの進化ですこしずつ、見えるようになっってきている。つながりたい=関わりたいという人々の本能と、その結果としての関係構造が、SNSやblogで顕在化しつつあるのだ。友人、知人関係、消費者同士の関係・・・今までは見えていなかった、いろいろな関係が急速な勢いで、可視化されつつある。「見える化」が進んでいるのだ。 これはすごいことで、

 見える=計量できる=管理可能性・・・

 である。要するに、現代の消費者がもつ複数の消費パターン(NRIのs氏の持論だが)のうち、どのパターンが現れるかは、その消費のコンテクスト=状況、つまり、誰といるか、誰と関わりながら購買、消費をおこなうかなのだ。だから、消費者の消費行動の背後に必ず存在する、そこにある関係を理解し、そこに関与していくのが、属性がちがちにかたまった従来のmsをこえるための現在の課題である。誰と飲むかが、飲料の選択を変える。個人=その嗜好=特定の飲料ではない。個人+周囲の人=飲みたい飲料。である。

 いつもの持論を、ccjcさんの大きな会議で語る。
(お台場のホテルを会場に素晴らしい設営。スタッフ、快調に話させてくれて心地よい。さすがプロ集団の巧みな仕事。)

 自動販売機に情報収集機能を与えること+レコメンデーション機能もつけることも課題。全国100万台以上、一日2000万人が使うネットワークを利用しない手はない。ボトラーさんが、商品を補充するだけではあまりに惜しい。まさに消費者との物言わぬインターフェースである。情報収集・発信機能=コミュニケーション機能を加えれば、宝石箱だ。実験的に一部でもいい、エリア限定だけでもいい、ぜひ試してもらいたい。

 そんなお話。いつもながら、私のしゃべりは、冒頭が、もたつき、しゃべりかたがはっきりしない。「え、え・・?何をしゃべってんだ・・・?」のような感じで始まる。が、そのままもちゃもちゃしているわけにはいかない。・・・で、注意を喚起させていただいて、10秒前後で、トーンを変える。声もではじめるし、伝えたいことが、文字になって聴衆の顔のうえに浮かぶ。そこから、話が始まる。今日もそんな感じ、もわもわっとしながら、前後のしめが甘く、威厳がないこと甚だしいが、残って欲しいのは、私の記憶ではなく、メッセージそのもの。関係を制せよ。である。

 さて、今日のお客様にかかわる思い出話。
 コロンビア大学の院生の頃、まだお酒を飲まない頃の話だ。確か当時は、コーラの2l瓶を毎日飲んでいた記憶がある。
(私のコーラ歴は小学生の頃から結構長く、大学院修了後着任した大学でも、講義のお供は、お茶でも水でもなく、コーラだった。講義に入ったら、学生がさしいれに壇上においておいてくれたことがあり、感激したものである。)話を元に戻して、当時は、コーラとペプシはもちろん(これは今でもできる)、ダイエット、チェリーコーク、カフェインレス、ダイエットのカフェインレス、はてはニューコーク(一時ありましたねええ・・・)まで、目をつぶっても飲みわけられた。きき酒ならぬききコーラである。得意技であったが、もう、無理かな・・・。いや、ちょっと飲み直して、比較を数回やれば蘇るような気もする。

 ビール、発泡酒の膨大なブランドで、はたしてできるだろうか。お茶はどうか。チューハイはどうか。
 そう考えてみると、やはり飲料の選択の最終決定要因は、やはり、誰と飲むかにつきると思う。そんなことを考えた今日のパネルセッションであった。

弊社は、政府ならびに京都府・京都市外出自粛要請に従い、 完全休業させていただいております。残念ながら実質的には 3月以降、外出自粛に従い、コンサルティング ビジネスなどは一切、おうけできない状態にあります。 ・ネットワーク分析のノウハウ、 ・企業内人事の仲介と橋渡し ...